こんにちは。
今回は、なかなか葉を維持できなかったユーフォルビア属の多肉植物「オンコクラータ」に表れた変化の様子をご紹介します。
鉢で育てている植物をイキイキとした姿で育てるには必ずとはいえませんが定期的な植え替えが効果的で、その際その植物にあった土も重要ですが鉢のサイズもかなり重要となります。
その鉢のサイズですが基本的に植え替えする場合はその時植えている鉢より一回り大きめが無理なく適度な選択となりますが、植え替えしてから次のタイミングによってはそれ以上が必要となる場合もあります。
これからご紹介するオンコクラータはこれまでなかなか葉の維持ができなかったのですが、大きな鉢に植え替えそういったことに変化が表れていますので、現在の様子や葉の様子をご紹介し、また子株も葉を維持できないといった同じ悩みがありますので、親株と同様の対処で変化があるかこれから試してみたいと思いますのでその作業の様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのオンコクラータ
- 子株のオンコクラータの植え替え
- 植え替えた子株と大きな鉢に植え替えて1年以上が経った親株のオンコクラータ
UCHIのオンコクラータ
UCHIのオンコクラータは2022年3月5日に、不安が的中してしまい、その対処の意味も込めて植え替えをした様子をご紹介しました。
この植え替えは転倒することに重点を置いて対処しましたが、ただ植え替えた鉢は二回り程、むしろそれ以上大きく、また時季も植え替えの適期とはいえない時季でしたので大丈夫なのかと思われていたかもしれませんが、植え替え1年以上が経った今も元気に過ごしています。
見た目は迫力のある姿となり、大きな鉢に植え替えたことにまずまずな成果を感じていますが、それよりもこれまでなかなか葉を維持できなかったのですが、今の時季でも葉がある状態を維持できるようになったのはかなりの成果だと思っています。
もちろん水を与える頻度などの調節や土のブレンド方法などでそういったことは大きな鉢以外でも可能だと思いますが、そう思っているようにいかないのが現実で、鉢が小さいといったこともあり親株より頻繁に水を与えている子株がまさにそうで、元気に過ごしているもののなかなか葉が維持できていません。
そこで冒頭でお伝えしたように、親株と同様の対処で変化があるかこれから試そうと思いますので、まずはその子株の現在の様子からご紹介していきたいと思います。
こちらがその子株のオンコクラータの様子です。
結構立派に生長しました。
この子株のオンコクラータは去年の春か初夏辺りに植え替えをすることを計画していたのですが、日当たり具合の良いその時の置き場所の棚の幅が狭く、またこの子株の状態も良かったのでこのままでもいいかもといった感じで植え替えすることを見送っていました。
しかし本来オンコクラータにあるべきものがありません。
それは葉で、ずっと葉がないわけでなく、鉢が小さいので水やりのために移動させることが容易だったので親株よりこまめに水を与えていますが、気が付けばまた葉が枯れてなくなっているといったことを繰り返しています。
そしてこちらは今朝の親株のオンコクラータの葉で、まだ葉がたくさん付いているとはいえませんが、ようやく今の時季でも葉がある、維持できているといった変化が表れました。
こういった変化は大きな鉢に植え替えた成果(土に水が保てている期間が長くなった)でないかと思います。
ただ子株はあまり大きくしたくなかったこともあり切り戻しで高さを調節しサイズを小さくしようかとも考えましたがそうするにも土の入れ替えがそろそろ必要です。
またおそらくそれだけでは葉の維持ができそうにありません。
そこでどうせ作業するならいっその事この株も大きく育てようと、また親株と同様の対処で葉を維持しやすくなるのか子株でも試したいと思いました。
子株のオンコクラータの植え替え
そこで子株のオンコクラータもこちらの大きめの鉢へ植え替えたいと思います。
こんなに大きくして大丈夫かと思われたかもしれませんが、これは親株のオンコクラータの経験から2周り以上大きくすることにしました。
ただ親株は普通鉢でこちらは深鉢となるので少しだけ対処はしたいと思います。
植え替え方法は前回と同じです。
まずこのように今植えている素焼きの鉢から抜き出しましたが、親株のときより根がカチカチに固まっていました。
次にこのように古い土を振るい落したのですが、かなりカチカチに固まっていたので時間をかけてほぐしたり振ったりしながら古い土を取り除き、このようなほぼ根だけの状態にしました。
そして土ですが、親株では赤玉土9とピートモス1といったブレンドにしましたが、この作業の前に別の観葉植物の植え替えもしていて、その際に残った土も利用して赤玉とピートモスを足したので、赤玉土(小粒)6.5、ピートモス3、鹿沼土0.5といったようなブレンドとなりました。
また深鉢だということの対処ですが底石の量を増やして底部への風通しが良くなるようにしました。
これは鉢を大きくしたことに対して本末転倒になりかねませんが、まだ根が底の方にまで届かないこともあり、底に不必要な水分が溜まったままだと根腐れの原因となってしまうからです。
それでは一応植え替え1日置いた子株のオンコクラータと、前回2周り程大きな鉢に植え替え、そして1年以上が経った親株にあたるUCHIのオンコクラータは今どういった姿をしているのか現在の様子を併せてご紹介します。
植え替えた子株と大きな鉢に植え替えて1年以上が経った親株のオンコクラータ
まずこちらが昨日植え替えた子株のオンコクラータの様子です。
鉢はこれまで植えていた鉢よりかなり大きめでしたが、このように植え替えてみるとこれでちょうどよいぐらいのバランスに仕上がりました。
ただ見た目のバランスはいい感じでも重要なことは根と鉢(土)のバランスで、少なくともしっかりと根付くまでは風通しの良い場所に置いて様子を見守りたいと思います。
そしてこちらがUCHIのオンコクラータの様子です。
2周り程大きな鉢に植え替えて1年以上 (約1年2ヶ月)が経ち、かなり迫力のある姿となりました。
大きな鉢へ植え替えたことはまずまずな結果となり満足していますが、上の方はややひょろひょろと伸びている感がありますので、これ以上高くするのもどうかとも思いますので、また機会を見て高さを整えようかと考えています。
けれどもそうするとまたひょろひょろと伸びる可能性もありますので、台に乗せるなどの対処をして日が当たる高さを考慮し、葉もより増やしてなるべく維持するよう努力してみたいと思います。
そして大きめの鉢へ植え替えた子株にも親株と同じ変化を感じることができましたら、またその時のそれぞれのオンコクラータの様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。