理想とは真逆の姿にしてしまったシンビフォルミスとその原因

こんにちは。

今回は、理想とは真逆の姿にしてしまったハオルシア属の多肉植物「シンビフォルミス」とその原因をご紹介します。

ハオルシア属の軟葉系は一度徒長してしまうとそれが癖づいたかのように徒長しやすいような気がしていて、葉焼けを気にしながら日当たりの窓際に置いたり、屋外の遮光された日が当たるところに置いていてもなかなか思うような見た目へと改善できません。

UCHIではシンビフォルミスを何とか以前のようなより良い見た目に改善したいと取り組んでいますが、結局また理想とは真逆の姿にしてしまいましたが、そのことと別の子株の様子からその原因と考えられることにうっすらと気づきがありましたので、現在のシンビフォルミスの様子と併せその別の子株の様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのシンビフォルミス
  • 数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達

 

UCHIのシンビフォルミス

UCHIのシンビフォルミスは2021年11月4日に、もういちど以前のような姿に仕立てたかった親株を枯らしてしまった様子と併せ、新たに子株を以前の親株のような姿を目指して植え替えた様子をご紹介しました。

その子株はしばらくはいい感じに育っているムチカの隣に置いていたのでそれなりに手応えのある様子だったのですが、徐々にまた悪い方の片鱗が見え始め、1年7ヶ月以上が経った今、結局またこっちかといった、理想とは真逆の姿にしてしまいました。

ただ前回かなりの数のわき芽を株分けしていて、その子株を何株かを一緒に無造作にビニールポッドに入れて屋外で育てていたのですが、その株の様子とこれからご紹介する株の違いからある気づきがありました。

 

それではまずは前回のご紹介から1年7ヶ月以上が経った、現在のシンビフォルミスからご紹介していきたいと思います。

 

 

こちらがまた理想とは真逆の姿にしてしまった、UCHIのシンビフォルミスの様子です。

不甲斐ないです。

 

 

中央部分の葉はきれいな感じなのですが、いくら日照時間が長い場所に置いていても、いつの間にかその周りの徒長した葉のように伸びてしまいます。

 

 

ハオルシア属のメジャーな窓のある軟葉系の品種が徒長するとこのような感じの見た目になることが多い気がしています。

ムチカではいい感じの日当たりでシンビフォルミスでは徒長し、オブツーサでも悪くはないもののベストとはいえず、シンビフォルミスのちょうど良い日当たり具合を見つけるのに苦労していますが、そんな中、前回採取したわき芽の残りを無造作(言い方が悪いですが適当)にビニールポッドにまとめて入れて屋外に置いた子株達がまずまずの様子に育っています。

 

そしてその株の様子からうっすらと気づきがありましたので、その数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達の様子をご紹介したいと思います。

 

 

数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達

こちらが数株を無造作にビニールポッドにまとめて入れて屋外に置いていたシンビフォルミスの子株の現在の様子です。

なかなかいい感じの見た目に育っています。

 

 

このビニールポッドにはシンビフォルミスだけでなく、ムチカのわき芽を採取して入れていますが、そのムチカのわき芽もこのようにいい感じに育っています。

 

このビニールポッドは屋外の直射日光が当たる場所に置いていますが、近くにある銀波錦が直射日光を遮ってくれることでシンビフォルミスにとっていい感じの日当たり具合となっているようです。

また雨ざらしな上に、水も他の多肉植物と同じタイミングで与えているので、これまでのシンビフォルミスよりこの株達は結構水分が多めだといえます。

 

 

せっかくなのでこのビニールポッドはシンビフォルミスとムチカで埋め尽くしたいと思いますので、先ほどのムチカの上の葉は茎が伸びて曲げて鉢に入れ込んでいたので、オブツーサのわき芽を採取して入れた方が面白かったかなとも思いましたが、カットして空いているスペースに挿し木することにしました。

 

 

銀波錦の葉によってやや遮られるものの日当たりのある場所に順化したことでこのような様子に育ったのだと思いますが、ある意味これまでハオルシア属の軟葉系はどちらかというと室内の日当たりの良い場所といった勝手な思い込みの概念がこれでくすがえった気がしています。

 

またいい感じに育てられているムチカで使っている土をシンビフォルミスで使って、同じ場所(日当たり具合)で、同じタイミングで水を与えても同じようには育ちませんでしたが、屋外の株ではどちらの株もいい感じで育っています。

 

そこでその違いを考えてみると、保水性とい部分に違いがあり、そのことがあのような株姿になった原因でないかと思うようになりました。

ただ保水性というと土や鉢に気がとられてしまいますが、今のシンビフォルミスに限っていうと株に蓄える水分が原因でないかと考えました。

 

まずムチカはある程度しっかりと育った株だからこそあの土のブレンドでも自分自身に水分を蓄えられるので問題はなかったのですが、シンビフォルミスはまだ株が小さかったのでそれほど(ムチカのように)水分を蓄えられなかったのではと思います。

また屋外の株は大きさはムチカの方が小さいのですが、雨ざらしなうえ室内の株よりもよく水を与えていたこともありますが、土は一般的な観葉植物のもので、UCHIの多肉植物で使っている土のブレンドよりかなり保水性が高いこととビニールポッドだということで、株自体の保水性がまだ大きな株より少なくても土の保水性が高いことで、どちらの株もいい感じで育っているのでないかと考えました。

 

 

そこで保水性を高めるため、枯らしてしまった観葉植物に使っていた赤玉土(小粒)6、ピートモス3、鹿沼土1のブレンドの土を天気干ししていて再利用できる状態のものがありますので、その土で植え替え、そして屋外の棚の2段目奥に置き育ててみたいと思います。

 

保水性に関しては今の状況からの自分なりの見解で間違っている可能性もあり、またそのことに対して対処したからといって次こそ理想的な姿へと改善ができるかわかりませんが、今回対処したことで今後何らかの変化が感じられればその時のシンビフォルミスの様子と併せ、数株を無造作に植えたシンビフォルミスとムチカの軟葉系丼のその時の様子もご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

154日後の様子をご紹介します。