不安が的中してしまったオンコクラータの植え替え

こんにちは。

今回は、不安が的中してしまったユーフォルビア属の多肉植物「オンコクラータ」の植え替えをした様子をご紹介します。

悪い予感というものは、大概考え過ぎの場合が多く、その予想が外れることが多いのですが、オンコクラータに感じていた不安は見事に的中し、そのことによって何種かの植物を枯らしてしまう大失敗をしてしまいました。

それは前回もお伝えしている鉢と株との大きさの問題で、剪定せずワイルドな姿にしたいといった希望が強く、そういった方向性から今後の対処としては温かくなってから大きめの鉢へ植え替える予定をしていましたが、今朝また同じ事が起きてしまいました。

そこでもう少し適期まで待ちたかったのですが、不安が的中してしまったオンコクラータの植え替えを急遽することにしましたので、その作業の様子などをご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIのオンコクラータ
  • オンコクラータを大きめの鉢へ植え替え
  • 植え替えたオンコクラータと子株

 

UCHIのオンコクラータ

UCHIのオンコクラータは2021年6月20日に、背丈から鉢の大きさに不安を感じる様子と併せ、土の入れ替えと株を支えるために支柱を立てた様子をご紹介しました。

 

すると土を入れ替え支柱を立てたことによって思いの他安定して過ごしていたので、ワイルドな姿を目指していたこともあり、剪定せずに育てていたオンコクラータは、とうとう冬に他の植物を巻き込んで転倒してしまいました。

その時、幸いなことにオンコクラータは難を逃れましたが、転倒に巻き込まれた何種かの植物は時季的なこともあってか枯らしてしまいました。

これは不安に感じながらも、オンコクラータをワイルドな姿にしたいといったことから剪定もしくは植え替えをしなかったことによるミスです。

 

そして冒頭でもお伝えしているように、今朝またオンコクラータは転倒していて、さすがに2回目となると対処が早急に必要だと思います。

そこで支柱を追加してせめて春まで待とうかと悩みましたが、鉢がグラグラすることもあり、支柱だけではまた転倒してしまいそうな気もします。

またその不安も的中して、株を枯らしてしまっては後悔しか残りませんので、時季的には理想ではありませんがオンコクラータを大きめの鉢へ植え替えをすることにします。

 

それではその植え替えをする前に、まずはどのくらい大きくなったのか、前回のご紹介から約8ヶ月半が経った、現在のオンコクラータの様子をご紹介します。

 

 

こちらがUCHIのオンコクラータの様子です。

以前よりワイルドな様子へ生長したことがお分かりいただけると思います。

ただ鉢の塗装もより落ちて(剥げて)しまい、違った意味で鉢までワイルドになってしまいました。

 

 

そして水を与えるタイミングがあまりよくないのか、保水性に問題があるのかまたほとんど葉を枯らしてしまいましたが、少し前から新しい葉が出てきてくれています。

 

 

こういった生長と葉の改善といった様子がみられるなか、大きくなったオンコクラータはこの鉢ではもう支えきれないのか、今朝も含め2度も転倒してしまいました。

そして今朝は気が付いてから慌てて起こし、このように赤玉土を入れ立て直していましたが、その作業中におそらくこの鉢では大きくなったオンコクラータをもう支えることはできそうにないといったことが頭によぎり始めました。

またそれは鉢がややグラグラすることも原因の一つで、また転倒して他の植物を巻き込んだり、次こそオンコクラータにも傷つくこのも考えられ、タイミングによっては転倒したままで枯らしてしまうことも十分に考えられますので、これを機に大きめの鉢へ植え替えをしたいと思います。

 

 

オンコクラータを大きめの鉢へ植え替え

そこで今、手元にある鉢で考えると、ちょうど一回り大きめのものはこのリメ鉢になります。

ちょうど良さげな気もしましたが、室内で素焼きの鉢ではまたカビが発生してしまい、そのカビに対処していると、今植えている鉢のような状態になることも考えられます。

 

 

そこで次に手元にある鉢で考えると、こちらの白のプラスチックの鉢になるのですが、さすがに大き過ぎます。

しかしそこは底石を多めにして、土も水はけの良いブレンドにすれば対処できるのではないかとも思いました。

 

そこでどちらにするかはオンコクラータを鉢から抜き出してから検討することにしました。

 

 

そしてオンコクラータを鉢から抜き出しました。

すると前回の土を入れ替えた時とほとんど根の様子に変化はありませんでした。

何故2度も転倒しているのにそれを今知ったかというと、2度ともオンコクラータは鉢ごと転倒していたからです。

 

 

次に少し枯れた根などを整理しました。

そして改めて見たこの根の様子だと、アノ白のプラスチックの鉢ではどのような土を使ったとしても根腐れしてしまいそうな気がします。

けれどもリメ鉢といえど素焼きの鉢ではカビが発生してしまう問題もあります。

 

 

そしてカビに対処していても肥料を与えると、この子株のように肥料が溶けて出てくるのも室内では気になります。

 

どうするか悩んでいると、たまたま思い出したのが最初はユッカ・エレファンティペス

 

そして次にフィカス・アルテシーマに使っていた茶系のプラスチックの鉢があることに気が付きました。

 

サイズ的にはリメ鉢と白のプラスチックの中間の、現在の鉢より二回り程大きめといった感じで、抜き出したオンコクラータを合わせてみるとバランス的にも良かったので、その茶系のプラスチックの鉢に植え替えました。

それでは植え替えたオンコクラータと、少しご紹介した子株のオンコクラータの様子も併せてご紹介します。

 

 

植え替えたオンコクラータと子株

こちらが二回り程大きめの茶系のプラスチックの鉢に植え替えた、UCHIのオンコクラータの様子です。

なかなかいい感じの雰囲気に仕上がりました。

 

 

二回り程のサイズアップだったので、土は赤玉土9とピートモス1をブレンドした比較的保水性のある土を使いました。

これは水が足りずよく葉を枯らしていると推測してこのブレンドにしました。

また一応しっかりと根付くまでの対処として、引き続き中央に支柱を立て支えとしました。

 

 

そしてこちらが子株のオンコクラータの現在の様子です。

子株の葉もほとんど枯らしてしまいましたが親株同様に新しい葉が出てきているので、もうしばらくこのまま過ごし、春か初夏に大きめの鉢へ植え替えたいと思います。

 

 

背丈から鉢の大きさに不安を感じていたにも関わらず、対処しなかったことからその不安が的中してしまったオンコクラータ。

幸いにもオンコクラータ自身への影響はほぼなかったかもしれませんが、巻き込んで転倒させてしまった何種かの植物には申し訳ないことをしてしまいました。

また結果的に植え替えを適期とはいえない時季にすることとなり、判断を誤ってしまったことには違いありません。

 

ただ後悔ばかりしていても前には進めません。

 

植え替え後のオンコクラータの雰囲気はまずまずで、見た目もワイルドな様子を維持できましたので、失敗は真摯に受け止め、今後このような過ちを繰り返さないようにしたいと思います。

そしてまた子株の植え替えを、お伝えしている春から初夏の間にしたいと思いますので、その時この植え替えたオンコクラータのその時の様子をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

420日後の様子をご紹介します。

 

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オンコクラータの育て方をご紹介します。

こちらの育て方のご紹介では、オンコクラータの育て方だけでなく、これまでにご紹介しているオンコクラータの様子の一覧や、品種によっては全体的な様子をご紹介するために一回転させた動画もご用意しています。