害虫に悩まされたドルフィンネックレスと、もっと活かしたい絡み合うユニークな葉

こんにちは。

今回は、害虫に悩まされたセネシオ属の多肉植物「ドルフィンネックレス」と、もっと活かしたい絡み合うユニークな葉の様子をご紹介します。

ドルフィンネックレスは葉がイルカのようなユニークなカタチをしているのでデコボコとしていることと、茎(つる)が太く固めなので、伸びてくると葉や茎が絡み合って、剪定せずにいるとあまり見た目がいいとはいえません。

しかしそのイルカのようなユニークなカタチをした葉が連なる様子は愛くるしく、なるべくなら茎はより長く、葉は多く仕上げたいといった思いから、置いて育てるには限界があることから、ドルフィンネックレスも吊り下げる鉢へ植え替えようと考え、早速作業へ移ろうと様子を見ると、今年多発した害虫のカイガラムシが発生していることに気が付きました。

すぐさま対処しましたが、なかなか残骸のようなものが消えきらない状況が続いていて、親株の葉を活かすための対処は一旦諦め、先に同じく害虫に悩まされようやく改善した子株のドルフィンネックレスの葉を活かすために植え替えをしましたので、その作業の様子などをご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIのドルフィンネックレス
  • 子株のドルフィンネックレスの植え替え
  • 植え替えた子株のドルフィンネックレスと、枯れた葉を取り除いた親株

 

UCHIのドルフィンネックレス

UCHIのドルフィンネックレスは2020年12月8日に、伸びた茎を使って増やした様子と併せ、咲かせた花の様子をご紹介しました。

 

この後の様子はとても順調に生長をして、カットした以前よりも茎が伸びてトラブルなく過ごしていました。

しかし剪定せずに育てているとあまりにも茎が長く伸び過ぎて、冒頭でもお伝えしたようにドルフィンネックレスは葉がイルカのようなユニークなカタチをしているので、そのため葉がデコボコとしていることと、茎(つる)が太く固めなので絡み合うとあまり見た目がいいとはいえません。

また台に置いているのでより見た目が悪く、そろそろ対処しようと考え様子を見てみると、カイガラムシが発生していることに気が付きました。

そこですぐさま薬剤を使って対処しましたが、なかなか他の植物とは違い、残骸なのか生き残りなのかなかなか完全に消え去ることがないままあっという間に1ヶ月程が経ってしまいました。

 

そこで今朝思い切った対処をしましたので、前回のご紹介から10ヶ月が経ったドルフィンネックレスの様子をご紹介します。

 

 

こちらが今朝思い切った対処をした、UCHIのドルフィンネックレスの様子です。

葉や茎が絡み合う様子は微塵もありません。

 

 

それもそのはずで、長めの茎は3本だけになってしまったからです。

このような姿になったのはカイガラムシが発生してしまったからで、どのぐらい茎をカットしたかというと次の写真をご覧ください。

 

 

このようにかなりの長さと量を致しかななくカットしました。

撮影前に茎が伸びている様子をご紹介したいと思い、なかなか完全に消えない白いカイガラムシの残骸なようなものを洗い流してみましたが、やはりそれだけでは除去できず、思い切ってカットしたのであのような姿になってしまいました。

 

またこのようにカットした茎といえば、以前伸びた茎をカットしてビニールポッドに挿し木(ほぼ置いただけ)のものは無事に根付き立派に生長しています。

けれどもやはり親株と同じようにカイガラムシが発生してしまいました。

 

 

こちらがそのドルフィンネックレスの子株の現在の様子です。

子株も親株と同じやり方で対処しましたが、現在は親株とは違い子株に残る残骸のようなものは僅かで、一応親株の茎同様に水をかけて洗い流しましたのでこのように濡れています。

 

また先ほどもお伝えしたように、ドルフィンネックレスは剪定せずこのような長さで台などに置くと、その他の茎の葉などと絡み合って見た目がいいとはいえません。

こういった様子なのでドルフィンネックレスを置いて飾るには、剪定し続けて見た目を整えるしかありませんが、もっとこのユニークな葉を活かした飾り方もしてみたいと思い、親株の改善は時季的にもうこれ以上待てませんので、一旦親株は諦めて、子株はカットせず植え替え、ユニークな葉の様子をもっと楽しめるようにしたいと思います。

 

 

子株のドルフィンネックレスの植え替え

ドルフィンネックレスの茎をカットせず、伸ばしたままの状態で楽しむには、安易な発想ですがやはり吊り下げるのが簡単ではないかと思います。

そこで鉢ですが、最近頻繁に使っているこの吊り下げるための部品が付属されている鉢へ植え替え、吊り下げられるようにしたいと思います。

 

 

ただやはり鉢の大きさから、1ポッド分のドルフィンネックレスではボリュームが不足するので、同じように今年の秋にカットして増やした子株がありますので、この株も使いたいと思います。

 

 

因みにこちらの株は、葉が大きくプリッとした様子で、とても順調に生長しています。

こういった大きめの葉が無数に付く様子へ育てられれば理想です。

 

 

早速そういった姿を目指して植え替えるために、ビニールポッドからドルフィンネックレスを抜き出しました。

このように根がポッドの中、張り廻った状態だったので、簡単に抜き出すことができました。

 

 

そしてこちらが抜き出したドルフィンネックレスの根鉢の様子です。

このまま新しい鉢へ植え替えてもいいのかもしれませんが、カイガラムシが発生していたこともあり、古い土はなるべく取り除いて、根元付近もなるべく洗い流したいと思います。

 

 

ビニール袋の中で揺さぶっていると、大体の土を振るい落とすことができましたので、続けてもう一方の子株も同じようにして古い土を取り除き、このようにカイガラムシの残骸が残らないように洗い流しました。

 

あとは吊り下げられる鉢へ植え替えるだけです。

 

 

また続けて親株も枯れた葉などを取り除き、なるべくより良い状態に整えました。

 

それでは吊り下げられるようになった子株のドルフィンネックレスと、枯れた葉を取り除いた親株のドルフィンネックレスをご紹介します。

 

 

植え替えた子株のドルフィンネックレスと、枯れた葉を取り除いた親株

こちらが吊り下げられる鉢へ植え替えた、子株のドルフィンネックレスの様子です。

現状としてはボリューム的にまずまずな量です。

 

 

そしてこちらが土の表面の様子で、今はこの程度で風通しもそれなりに期待できいい感じです。

しかし今後こういった部分を覆うように増えてくれることに期待したいです。

 

また土は一般的な観葉植物用の土でも問題ありませんが、同じ鉢に植え替えたアーモンドネックレスが順調に育っていることもあり、同じ赤玉土7とピートモス3ぐらいのブレンドで保水性を重視にしたオリジナルブレンドの土を使いました。

 

 

残りの秋の間での生長はあまり期待できないのですが、もっとこのように鉢から溢れ出る様子へ育て、特徴のイルカのようなユニークな葉も増やしたいです。

またこういった鉢に植え替えても茎が伸びれば絡み合うと思いますが、下へのスペースが広がるので、置いているよりかは幾分かはドルフィンネックレスのユニークな葉の魅力を引き立つのではないかと思っています。

 

 

あとは植え替えた子株はこのように吊り下げるための部品を取り付け、屋外でなるべく土が湿らせた状態で育てていこうと考えています。

 

 

また親株のカットした茎も洗い流し、夏にグリーンネックレスを増やしたやり方と同じ方法で様子を見たいと思います。

 

 

そしてこちらが枯れた葉などを取り除いて整えた、親株にあたる、UCHIのドルフィンネックレスの様子です。

害虫に悩まされたこともあり、今はご覧いただいているような姿になってしまっていますので、株を休める意味も込めて、今季はこのまま何もせず様子を見守りたいと思います。

 

しばらく目立つ変化はないと思いますので、これまで屋外に置いていることもあり今後もしっかりと日に当て育て、冬越しを終えた春辺りにどういった姿になっているのか、それぞれのその時の様子をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したドルフィンネックレスの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のドルフィンネックレスの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。