親株のように生長した子株のグリーンネックレスと過去の経験

おはようございます。

今回は、親株のように生長した子株のセネシオ属の多肉植物「グリーンネックレス」と、ある様子から過去の経験を活かしたいと思いますので、そういった様子を併せてご紹介します。

UCHIのグリーンネックレスは去年の夏の終わりに傷み、秋にお手入れをしたところ、根腐れのような状態で、そのうえ無数の小さな虫も現れたので改善を諦め、子株を元の親株の鉢に植え替え、改めて育てていました。

すると時間はかかりましたが、子株は順調に生長して、今では随分と茎が伸びた状態になりました。

そういった様子を春の間にご紹介しようかとも考えましたが、やや物足りない様子なので、もっと立派な様子をご紹介したいと、そのまま夏越しをして秋まで待つつもりでいました。

しかし日差しが強くなり、また一部の葉が葉焼けしたような状態になったため、過去の経験を活かし、万が一の災難に対処するため、その伸びた茎を使って増やしたいと考えました。

けれども時季的にちょっと遅いのではと思われるかもしれませんが、増やすことはコツさえ掴めばそう難しくないので、UCHIの自己流ではありますが、その作業の様子などをご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIのグリーンネックレス
  • グリーンネックレスの伸びた茎をカットして増やす
  • 見た目を整えたグリーンネックレスと子株への最後の仕上げ

 

UCHIのグリーンネックレス

UCHIのグリーンネックレスは2020年9月21日に、同じ夏の終わりに傷んだルビーネックレスと一緒に仕立て直しをしようとした様子をご紹介しました。

 

しかしルビーネックレスはそれなりに仕立て直しができ、その後に改善した様子をご紹介することができるまでになりましたが、グリーンネックレスは冒頭でもお伝えしたように傷んだ茎や葉、そして枯れた茎を取り除いてみると、土の中から無数の小さな虫が現れ、そういったことから改善は諦め、子株を親株を植えていた鉢に植え替え、改めて育てていました。

 

そして冒頭で長々とお伝えさせてもらっているので、子株のルビーネックレスは根付き、今では茎が伸びていることもお分かりいただけていると思います。

また葉も一部葉焼けしていることもお分かりいただけていると思いますので、まずは前回のご紹介から約10ヶ月が経った、茎が随分と伸びたUCHIのグリーンネックレスの現在の様子をご紹介します。

 

 

こちらが、茎が随分と伸びた、元子株のUCHIのグリーンネックレスの様子です。

しっかりと根付いて随分と生長したといってもよさげな様子ですが、やや物足りなさもあります。

 

 

それは葉や茎の量もそうですが、以前は遮光せずに育てていましたが、この株はずっと遮光していることが原因なのか、それとも使っている土などの影響なのか、一般的なグリーンネックレスより葉の色合いがやや薄いことが気になります。

 

 

けれども、先ほどもご紹介したこの伸びた茎と、その茎に付いている葉の詰まり具合から、状態が悪いわけでもなさそうです。

 

 

しかし遮光している場所に置いているにも関わらず、ピンクの円で囲った葉はまた葉焼けして、枯れてしまった親株が葉焼けした時のような色合いになってしまいました。

 

まだ数える程の葉が葉焼けしている程度なのですが、その奥のピンクの円で囲った葉は、害虫(蜂?)などの影響なのかくぼんでしまっています。

 

またもっと立派に育てた様子を秋にご紹介したかったのですが、葉焼けやくぼんだ葉などから、また以前のように夏に株が弱り、根腐れしたり、虫が発生したりして株を枯らしてしまってはいけませんので、過去の経験を生かし、時季的には中途半端ですが、伸びた茎をカットして増やしたいと思います。

 

 

グリーンネックレスの伸びた茎をカットして増やす

早速作業を始めたいと思いますが、見た目ももちろん整えたいので、台の表面より少し上のピンクの線辺りでカットして、このような長さで茎の長さを揃えたいと思います。

 

 

ハサミでこのように伸びた茎をカットしました。

 

 

そして子株は今までとは違った大きな株にしたいので、先日植え替えをしたペペロミア・アルギレイアを植えていた少し大きめのビニールポッドを再利用したいと思います。

 

 

土は一般的な観葉植物用の土を使います。

この写真のように土を入れましたが、やや少なめにしています。

 

 

そしてカットした茎を敷き詰めるように土の上に置きましたが、置き方は結構乱雑です。

これはデータを誤って消してしまったためご紹介ができないピーチネックレスをこの方法で増やすことに成功していて、他にもルビーネックレスや斑入りピーチネックレスもこういったやり方で増やすことができています。

以前は水挿しで発根させるといったやり方をしていましたが、ピーチネックレスなどの経験から、こういったやり方がネックレス系の多肉植物を増やす成功率が高いと考えていますが、より成功率を上げるには、伸びた気根が下向きになり土に触れる(または覆う)ようにした方がおそらく成功率は高くなると思われます。

 

 

そして親株の葉焼けした葉やくぼんだ葉などを取り除き、葉がなくなった茎もカットして取り除いて見た目も整えました。

 

それでは伸びた茎をカットして見た目を整えたグリーンネックレスのご紹介と、カットして土に置いた子株に最後の仕上げをしたいと思います。

 

 

見た目を整えたグリーンネックレスと子株への最後の仕上げ

こちらが伸びた茎をカットして、見た目を整えたUCHIのグリーンネックレスの様子です。

一本だけ、台の表面に触れる長さの茎を残していますが、これはまだ葉が小さく生長しきっていなかったので、残すことにしました。

 

 

少し傷んだ葉も残していますが、やはりボリューム的により物足りなさが出てしまいました。

しかしグリーンネックレス(セネシオ属)は夏もゆっくりと生長を続ける印象があるので、今後より良い株姿へと生長するだろうと期待しています。

 

 

そして子株になるカットして土に置いた茎への仕上げとは、わかり難いかもしれませんが、たっぷりと水を与えることです。

風通しがよく、直射日光が当たらない場所ならこのように湿らし気味にしている方が、これまでの経験から早く根付く印象があるので、屋外に置きしばらく湿らし続ける予定です。

しかしこれはUCHIの経験からのやり方なので、間違っている可能性もあるのでご参考程度にお考えください。

 

 

そして最後にビニールポッドのままでも大丈夫だと思いますが、屋外に置くので、黒いビニールポッドだと少し日に当たっただけでも熱くなる可能性があるので、白ではありませんがベージュ系のプラスチックの鉢に入れてそういったことにも若干でも対処して、根付くのを待ちたいと思います。

 

 

そして茎をカットした親株は、葉の色合いがやや薄いことが気になりますが、以前とは真逆の方針で、今後も遮光した屋外の棚に置いて夏越しをしたいと思います。

 

 

前の親株は葉焼けから改善できたものの、去年の夏(8月下旬)に状態が悪くなり、その後枯らしてしまいましたので、日当たりと水の与え方、そしてゲリラ豪雨には気を付け、以前の親株の鉢に根付いた子株のUCHIのグリーンネックレスは夏越しへと挑みたいと思います。

 

そして増やすには時季的に良いとはいえませんが、これまでの経験を活かしてカットして仕込んだ茎が無事に根付いて子株となり、そして生長した姿を秋にご紹介できればと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

79日後の様子をご紹介します。

 

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グリーンネックレスの育て方をご紹介します。

こちらの育て方のご紹介では、グリーンネックレスの育て方だけでなく、これまでにご紹介しているグリーンネックレスの様子の一覧や、品種によっては全体的な様子をご紹介するために一回転させた動画もご用意しています。