上へ伸ばすことを諦めたソコトラナム

こんにちは。

今回は、上へ伸ばすことを諦めたサルコステンマ属の多肉植物「ソコトラナム」の様子をご紹介します。

ソコトラナムは直立させた姿にこだわりをもって育ててきましたが、トラブルがないことからいつの間にかその調節作業を先延ばしにするようになり、おそらくそのままどこかで上へ伸ばすことも諦めてしまっていました。

ただやはりその間もソコトラナムの茎はグングンと伸びて、今では伸びに伸びたといった様子です。

その伸びたソコトラナムの茎を眺めていると、そろそろ土の入れ替え時期でもあることに気が付き、また伸びた1本の茎の様子から別の飾り方で楽しめばいいかもといった閃きがあったので、それを実現させるために植え替えもすることにしましたので、現在のソコトラナムの様子と併せ、上へ伸ばすことを諦め今後どのように飾って育てることにしたのかをご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのソコトラナム
  • ソコトラナムの植え替え
  • 上へ伸ばすことを諦めたソコトラナムの飾り方

 

UCHIのソコトラナム

UCHIのソコトラナムは2021年6月4日に、見た目にこだわって横へ伸びた茎をカットして整えた様子などをご紹介しました。

 

しばらくはその見た目に満足していましたが、いつの間にかまた横向きに伸び、やはりそのまま倒れるように伸び続けます。

しかし何らトラブルもないことから、また今度整えようと先延ばしにしていると、前回整えてからほぼお手入れせず約2年も経っていて、おそらくどこかで上へ伸ばすことを諦めてしまっていました。

 

そして冒頭でお伝えしたように、そろそろ土の入れ替え時期でもあることと、伸びに伸びた茎の中の1本の様子から、別の飾り方で楽しめばいいかもといった閃きがあり、その為に必ずではありませんが植え替えをした方が理想的に仕上げられるのでないかと思いますので、まずはその作業をする前に、前回のご紹介から約1年11ヶ月が経った、伸びに伸びたソコトラナムの現在の様子をご紹介します。

 

 

こちらが伸びに伸びた、UCHIのソコトラナムの様子です。

さすがにかなりの月日が経っているので、前回の様子の面影はありません。

 

 

そしてこのように茎は伸びに伸びました。

 

 

日の当たり方の影響でしょうか、今更希望に沿って上向きに伸びようとしてくれている様子がなんとなくかわいいです。

 

 

そんな中これからどう手入れしようかと考えていたとき、このように垂れ下がる茎を見て、どうせならこのような様子や性質を活かそうと、この1本の茎の様子から完全に方針転換することにしました。

 

またその閃いたように仕上げるには鉢は軽量で、なるべく柔らかい方が最適です。

そして土も古くなっていることもあり、まずは今のリメ鉢(素焼きの鉢)からプラスチックの鉢へ新しい土を使って植え替えたいと思います。

 

 

ソコトラナムの植え替え

サイズ的にはほぼ同じですが、軽量なこちらのプラスチックの鉢へ植え替えたいと思います。

因みにこの鉢はポトス・マーブルクイーンに使っていたもので、残念ながらそのポトス・マーブルクイーンは改善させることができず、冬に枯らしてしまいました。

 

それでは気を取り直して作業を進めます。

 

 

まずはこのようにソコトラナムを鉢から抜き出しました。

すると結構根が張りめぐっていて、ちょうど植え替え時期といった様子でした。

 

 

土はしばらく天気干しをして再利用するので、ビニール袋をかぶせてから揺さぶるとこのようにきれいに根だけの状態にすることができました。

 

あとは赤玉土(小粒)5と日向土(細粒)2とピートモス2、そして鹿沼土1程度のようなブレンドの土を使いました。

これは少し前にご紹介したオンコクラータの時と同様で別の植物にブレンドした土が余っていたものを利用したからです。

 

 

またよくよく考えてみると、ソコトラナムもオンコクラータのような姿に仕上げたかったのですが、それは子株でしていきたいと思いますが、前回挿し木で茎の本数を増やした子株は残念ながら枯らしてしまいましたが、合間に伸びた茎を数本カットして同じように仕込んでいるこの子株がありますので、上へ伸ばす(直立した)様子は今後こちらの株でご紹介できればと思います。

 

それでは植え替えて1日置いた、上へ伸ばすことを諦めそのためにソコトラナムをどのように飾ることにしたのかをご紹介します。

 

 

上へ伸ばすことを諦めたソコトラナムの飾り方

こちらが上へ伸ばすことを諦め植え替えた、UCHIのソコトラナムの様子です。

無難な仕上がりです。

 

 

伸びた茎を調節したものはこのように挿し木したのですが、少し慌て気味に作業をしたため不覚にもピンクの円で囲った一カ所に集中させてしまいました。

 

ただこのままだとただ植え替えただけで、アノ一本の茎からの閃きを活かせたといえません。

 

 

ではどのように飾るかというと、こちらの麻紐で手作したハンギングロープを使って飾りたいと思います。

 

 

 

こちらが麻紐で作ったハンギングロープを使って窓際に吊るした、今朝のUCHIのソコトラナムの様子です。

ややボリューム感が足りていませんが、それは今後育てまた挿し木にしてを繰り返してボリュームアップしていこうと思います。

 

ただこの写真だと光が強すぎるので、改めて別の場所で撮影したハンギングロープを使って吊るせるようにしたソコトラナムの様子をご紹介します。

 

 

こちらがハンギングロープを使って吊るせるようにした、UCHIのソコトラナムの様子です。

やっぱり今のボリューム感は足りていませんが一応それなりの仕上がりで、これからはハンギングプランツとして楽しめそうです。

 

リメ鉢でもよかったのですが、窓際に吊るす予定なのでなるべく万が一の事を考えて少しでも柔らかいプラスチックの鉢にしました。

また吊るすのでできる限り軽量であることも理由のひとつです。

 

直立した様子は子株で、そして親株に当たるUCHIのソコトラナムはハンギングプランツとして楽しむことにしました。

まだ植え替えして間もなく、そして挿し木も根付くかわかりませんが、今後ある程度伸びてはカットして挿し木にするといったことを繰り返してボリュームアップしながら育て、より理想的な姿へと育てることができましたらその時の子株の様子と併せ、それぞれのソコトラナムの様子をご紹介します。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。