こんにちは。
今回は、曲げ木に仕込んで約6ヶ月経過したフィカス属の観葉植物「ウンベラータ」の様子をご紹介します。
曲げ木に仕込んだウンベラータは、冬越しは取り合えずできましたが、やはりその間の寒い時季に葉をかなり落としてしまいました。
そして茎の曲がり具合はというと、寒い時季だったこともあり、さほど変化をしていない気もします。
そこでどのような変化をしているか、ワイヤーを取り外して様子を確認したいと思いますので、その様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIの曲げ木にし仕込んだウンベラータ
- 曲げ木にし仕込んだウンベラータの状態確認
- 曲げ木に仕込み直したウンベラータ
UCHIの曲げ木に仕込んだウンベラータ
UCHIの曲げ木に仕込んだウンベラータは2019年11月25日に、曲げ木に仕込んで約1ヶ月経過した様子と、葉の変色などのその時の状況をご紹介しました。
このご紹介から約5ヶ月、曲げ木に仕込んで約6ヶ月経過し、冬の間にかなり葉を落としてしまいました。
また一般的に曲げ木する方法としては、針金を使うと思いますが、UCHIでは以前胡蝶蘭の花茎を支える支柱として使われていた、ワイヤーと麻紐を使って茎を曲げ木に仕込んでいます。
そのワイヤーの先端が飛び出ていたことで、パンツ(ズボン)に引っ掛けてしまい、曲げ木に仕込んだウンベラータを1度転倒させてしまいました。
しかし幸いな事にその影響はなく、冬に葉は減らしましたが何とか過ごしていますので、曲げ木に仕込んで約6ヶ月経過した現在のウンベラータの様子をご紹介します。
こちらが曲げ木に仕込んで約6ヶ月経過した、UCHIのウンベラータです。
随分と葉がなくなったことがお分かりいただけると思います。
こちはが今も残っている葉で、特に一番下に位置する葉は、時間の問題で落ちてしまいそうです。
先ほどもお伝えしましたが、一般的に曲げ木にする材料としては、針金を使うと思います。
しかしUCHIではたまたま手元にあったワイヤーと麻紐を使って、この写真のようにウンベラータに括り付け、曲げ木に仕込んでいます。
反省点としては、もう少し天芽付近で固定すればよかったかと思います。
そこで、前回のご紹介からこれまでは冬で、ウンベラータの生長はほとんどなくあまり変化はないと思いますが、曲げ木に仕込んで約6ヶ月経過したので、1度ワイヤーを取り除いてどのような変化があるのか状態確認したいと思います。
曲げ木にし仕込んだウンベラータの状態確認
早速ウンベラータに括り付けた、ワイヤーと麻紐を取り除きました。
そしてこちらがワイヤーを取り外したウンベラータの様子です。
曲げ始めた時と比較すると、曲がった様子はありますが、曲がったというより傾いたといった感じです。
しかしよく考えると、曲げ木に仕込んでまだ約6ヶ月しか経っていないことと、この間、生育が期待できない寒い時期だったということも影響があると思います。
そして全体的に観察してみると、気になる様子があります。
それはこの写真のように、茎に亀裂のようなものがあることです。
これはおそらく曲げ木にした影響だと思います。
しかし少し曲がり始めている様子も感じるので、もう1度曲げ木に仕込み直したいと思います。
さらにワイヤーを折り曲げて、先端が飛び出さないよう工夫して仕込み直します。
かなり時間をかけ、慎重に作業し、茎の状態を常に確認しながら結構大胆に曲げました。
そしてピンクの円で囲った3点で、ウンベラータとワイヤーを麻紐で固定しました。
また今回は前回の失敗を活かし、天芽付近で固定するようにしました。
それでは曲げ木に仕込み直したウンベラータをご紹介します。
曲げ木に仕込み直したウンベラータ
こちらが曲げ木に仕込み直したウンベラータです。
残っている葉の裏表に葉水して、少しでも長い間落ちずにがんばって、この株の生長を支えていただきたいと思います。
以前より深い角度で曲げることができました。
これは先に緩やかに曲げていたことが、このように無理なく、以前より曲げることに功を奏した可能性もあります。
しかしまた今後、多少は角度が変わる(戻る)と思います。
仕込み直す作業のせいで余計な負荷がかかったと思いますので、しばらく気が抜けませんが、ウンベラータはこれからより活発な生育が期待できる時季を迎えます。
ウンベラータにはやや辛い思いをさせていますが、今は最終目的への通過点だと思って、なんとかこの状況を乗り越えてもらいたいと思います。
まだまだ理想的な曲げ木にするには時間がかかると思いますが、また曲げ木に仕込んだUCHIのウンベラータに新たな変化がありましたら、その様子をご紹介します。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
その後の様子
64日後の様子をご紹介します。