手応えを感じていたシンビフォルミスの渋い結果の原因

こんにちは。

今回は、手応えを感じていたハオルシア属の多肉植物「シンビフォルミス」の渋い結果の様子と併せその原因を探りたいと思います。

今年の夏は、というより、今年の夏も多肉植物には厳しいものでした。正直なところ、言い訳じみてしまいますが、さまざまな品種を枯らしてしまい、少し落ち込んでいるところです。

その暑すぎる夏でも比較的に被害が少なかった種属の一種がハオルシア属で、シンビフォルミスも一応無事に夏をやり過ごせています。

しかしあくまでやり過ごせただけで、去年の秋に感じていた手応えから思い描いていたような期待からすると現状は渋い結果としかいえません。

そこでおかげさまでシンビフォルミスも「その後が気になる」を100いただくことができましたので、その渋い結果とはどういった様子なのか、現在のシンビフォルミスの様子と併せ、その原因も探ってみたいと思います。

今回の目次

  • UCHIのシンビフォルミス
  • シンビフォルミスのお手入れと生長が鈍い原因
  • 親株とは違う数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達
  • お手入れをしたシンビフォルミス

 

UCHIのシンビフォルミス

UCHIのシンビフォルミスは2023年11月18日に、その時、感じた手応えと、今後の育て方などをなどをご紹介しました。

 

その後はまずまずの様子で育てられていて、特に春辺りまではゆっくりながらも順調ではないかと思って育てられていたのですが、夏に少し水の量を控えぎにししたことが原因なのか、遮光が足りなかったことが原因なのか、またはそれ以外なのか前回のご紹介から約1年が経った今、渋い結果としか表現できない様子です。

 

それではそれがどういった様子なのか、現在のシンビフォルミスの様子からご紹介したいと思います。

 

 

渋い結果としか表現できない、UCHIのシンビフォルミスの様子です。

 

 

遠目だとほとんど違いが判らないので、近寄ってみると気持ち分、葉の厚みは増している様子がわかりますが、ほぼというかほとんどサイズ感に変化はありません。

 

 

先にお伝えしているように春あたりはもう少し株は大きな状態に育っていて、現在のサイズ感に戻った原因がこのピンクの円で囲っている部分の葉が夏に枯れてしまったので、結果的に同じサイズ感ぐらいになりました。

 

それにしても生長は鈍いとしか思えませ。

 

 

その原因を考えた時、夏に葉を枯らしたこと以外だとやはりこのようなコケでないかと思うようになりました。

以前このようなコケが他の多肉植物では生えている様子をご紹介していますが、シンビフォルミスではそのような様子はなかったのに、水を多く与えることが原因なこととやはり置き場所の通気性が悪いのか(屋外なのに)梅雨辺りに生えだし、夏に枯れるだろうと思って対処しないといつの間にかこのような状態になってしまいました。

 

ただコケだけが生長を妨げているかははっきりとしませんので、とりあえずこのコケを取り除くなどのお手入れをしつつ、秋のより良い生長に繋げるため、生長が鈍い原因はコケだけなのか他の原因も探りつつ作業をしたいと思います。

 

 

シンビフォルミスのお手入れと生長が鈍い原因

まず枯れた葉から取り除きました。

 

 

すると根が地表に出ていることに気が付きました。

何故地表に根が伸びているのでしょうか。

鉢の深さはそこそこあると思います。

 

こういった様子にも生長が鈍い原因がありそうです。

 

 

そして次にコケが生えていた表面の土をほぼ根こそぎ取り除きました。

するとあることに気が付きました。

 

 

それは、以前までこの株の中心的だったピンクの円で囲った太い根が切れていて、今はその脇に生えていた根が太い根となっているようです。

 

様々な要因がこの株の生長が鈍い原因だと思いますが、このように根が切れて新しい根が新たに株の中心的な根となっていることなどが、今回に限っては生長が鈍い原因ではないかと思います。

このことから何らかの原因で根が生長しにくいとなると、土に問題があるのか水の与え過ぎなのか、やはりコケが生えるという置き場所から風通しが悪いのか、様々なことが考えられ、どれかひとつというより様々なことが原因で、振り出しに戻った気がします。

 

ただよくよく考えてみると、この置き場所が原因でないともいえることがあります。

 

それはアノ数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達の様子を見ていただければお分かりいただけると思いますので、数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達の現在の様子をご紹介します。

 

 

数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達

こちらが数株を無造作に植えたシンビフォルミスの子株達の現在の様子です。

ご覧いただいている様子から、約1年でかなり生長したといえます。

 

このシンビフォルミスの子株達は先にご紹介したUCHIのシンビフォルミスのほぼ横側に置いて育てています。

日当たりや風通し、水の与え方などの条件は同じですが、かなり生長具合に違いがあります。

 

 

因みに、このシンビフォルミスの子株達には同じハオルシア属のムチカとオブツーサも植えていて、中央のやや大きめの葉のものがムチカでその下にオブツーサもしっかりといます。

ただオブツーサは他の品種と違いやや水分が足りていないような見た目をしていますので、株が小さいこともあり水の争奪戦に苦戦しているのかと思われます。

 

 

そんな中、撮影のために作業していると、子株のひとかぶがポロリと落ちました。

その株を見てみると、皮肉なことに親株よりかやや大きいぐらいです。

 

こういったことからもしかすると、育て方とかより個体差なのかもしれないという思いもうまれましたが、結局のところ原因ははっきりとしませんが、やはり根が原因で、根が上手に育たないということは土に問題がありそうな気がします。

 

それではさほど大きく見た目を変わりありませんが、お手入れをしたシンビフォルミスの様子をご紹介します。

 

 

お手入れをしたシンビフォルミス

こちらが枯れた葉を取り除き、コケも取り除いて表面だけ土を入れた、UCHIのシンビフォルミスの様子です。

こうして見てみると、株が大きくなったわけではありませんが、葉は以前の葉が厚みを増したわけでなく、新しく出てきた葉が以前とは違った厚みとなり始めているといった前向きな様子があります。

 

 

その一方で子株達は約1年で見違えるように大きく生長しました。

シンビフォルミスはひと株で育てるより、このように群生させた方が水分のバランスが良いのかもとも思います。

 

 

去年の秋には手応えを感じていたUCHIのシンビフォルミスですが、夏だけが原因ではありませんが、このような渋い結果となってしまいました。

そして自分なりにその原因を探ってみた結果、先の根の様子から根の生長の仕方に問題があり、さらに突き詰めるとやはり土にあるのでないかと思います。

 

ただその土は、先日の雨などの影響からかなり湿っていることもあり、今回は入れ替えはしませんでしたので、しっかりと水を与え、そして子株達の様子から水分の取り合いとはいいませんが、しっかりと特に表面は乾かして、水分は地中にあると根を地中へ導ければチャンスはあると思いますので、この秋がその始まりだといえるようしっかりと育て、次のご紹介時には今とは違ったより良い様子をご紹介できればと思います。

そしてまたその時に子株達のその時の様子も併せてご紹介しようと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

そして「その後が気になる」100もありがとうございました。

 

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シンビフォルミスの育て方をご紹介します。

こちらの育て方のご紹介では、シンビフォルミスの育て方だけでなく、これまでにご紹介しているシンビフォルミスの様子の一覧や、品種によっては全体的な様子をご紹介するために一回転させた動画もご用意しています。