こんにちは。
今回は、花を咲かせた室内のハオルシア属の多肉植物「ムチカ」の様子をご紹介します。
ムチカは室内で健全に育てるためにカビが発生しないプラスチックの鉢へ植え替え、その後の様子として晩秋(去年の秋)にご紹介するつもりでしたが、思いのほかなんら変化が感じられなかったのでご紹介するのを見送ることにしていました。
すると次第に葉が増え、春前辺りから花茎も伸ばし、そして今ちょうどムチカは初めての花を咲かせましたので、その花やずっと室内で過ごすムチカはどういった様子をしているのかなどをご紹介したいと思います。
今回の目次
- UCHIのムチカ
- ムチカの花
- 花を取り除いたムチカと子株
UCHIのムチカ
UCHIのムチカは2021年9月11日に、室内の窓際で健全に育てるために方針転換し、プラスチックの鉢へ植え替えをした様子をご紹介しました。
その健全に育てるためにプラスチックの鉢へ植え替えというのは、元々素焼きの鉢に植えていたからで、素焼きの鉢は雰囲気もよく、鉢として悪いわけではありませんが、ご存じの方も多いと思いますが、置き場所などによっては素焼きの鉢は性質上、室内で使っていると鉢の側面などにカビが発生しやすいので、室内なのでそういったことも考慮して、健全に育てたいので基本的にはカビが発生しないプラスチックの鉢へ植え替えました。
そしてこの植え替えの影響はなく過ごしていて、今では内側(中央から)出てきた新しい葉が生長して大きく肉厚になり、全体としてはムチカは以前より少し迫力のある姿へと生長しています。
またその生長とともに、春前から花を付ける花茎も伸ばし始め、今ではムチカとしては初めての花を咲かせるまでになりました。
それでは花の様子をご紹介する前に、まずは春前の花茎を伸ばし始めた、前回のご紹介からちょうど半年が経った頃のムチカの様子からご紹介します。
こちらが花を付ける花茎が伸び始めた2022年3月11日の、UCHIのムチカの様子です。
室内の窓際で育てているので日照不足から徒長するといったことはなく、肉厚な葉も増え、植え替え前より少し迫力が増し始めている様子があります。
そしてこの花茎はここからグンと伸びるので、花が咲くのにはまだ少し時間がかかります。
なるべくならこの茎が伸びた先端付近に花が咲いている様子をご紹介したいので、その時まで待つことにしました。
そして完全な理想としている様子にはなりませんでしたが、一応先端付近のつぼみが開き、花が咲きましたので、これ以上待つとまたご紹介するタイミングを失ってしまう気もしますので、初めて咲かせたムチカの花の様子をご紹介します。
ムチカの花
まずこちらが花茎を伸ばし始めてから1ヶ月程が経った、今朝の花を咲かせた、UCHIのムチカの様子です。
随分と花茎が伸びたことがお分かりいただけると思いますが、UCHIで育てている別のハオルシア属でも大体これぐらいまで花茎が伸びます。
そしてその花茎の先端のつぼみが咲いたらとお伝えしていましたが、実は本当の先端にはまだ開いていないつぼみがあり、そのほぼ隣のつぼみがこのように開いて花が咲きましたのでご紹介することにしました。
そしてこちらがムチカの花の様子です。
やはり同じハオルシア属のシンビフォルミスやオブツーサや十二の巻などと同じ見た目の白い小ぶりな花で、花びらの中央には内側でいうと緑系、外側でいうと赤茶系の色合いが入る特徴があります。
そして何故先端のつぼみが咲くまで待たなかったかというと、ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、このように根元付近から花が咲きだし、そしてその花から枯れてしまうので、先端の様子からまだ花が咲くまでに時間がかかり、待っているとそれよりも下(根元寄り)の花が次々と枯れてしまうので今日ご紹介することにしました。
そしてご紹介をした後は、UCHIでは花を花茎ごと取り除くことにしています。
その理由としては少しでも植物への負担を軽減するためで、これは考え方が様々で必ずしも影響はあるとはいえませんが、一応ご紹介後すぐに取り除くことにしています。
それでは花を取り除いたムチカの様子をご紹介したいと思いますが、以前わき芽を採取して育てている子株のムチカも枯れずに室内の別の場所で過ごしていますので、それぞれの様子をご紹介したいと思います。
花を取り除いたムチカと子株
こちらが花と伸びた花茎を取り除いた、UCHIのムチカの様子です。
改めて以前の様子と見比べると、ムチカの葉は大きく肉厚で、そういった葉が内側などから増えたことによって迫力が増していると思います。
またそれとは別に外側にもわき芽が出てきていることもお分かりいただけると思いますが、以前このようにわき芽として出てきたものを採取してビニールポッドに植えて室内で育てています。
撮影用の鉢に入れていますが、こちらがその以前わき芽として出てきていたものを採取して育てているムチカの子株の様子です。
因みに採取して育ててからの期間は約9ヶ月半です。
ただ採取したときはまだそれなりの見た目をしていましたが、置き場所が弱光で日照時間が短めになるため、やはり葉が徒長して長くなってしまっています。
けれどもこれからは活発な生育期なので、日照時間が長い場所へ移動させ、なるべく葉はムチカの特徴の形状になることを期待し、全体的な株姿も改善するよう努力したいと思います。
そしてこちらがプラスチックの鉢に植え替え、窓際に置いているムチカを上から見た様子です。
やはり窓際で日照時間も長い(ほぼ南向きの場所に置いている)ことから葉が徒長するといったこともなく、特徴の光を取り込む窓(葉先の半透明の部分)も三角形のままでこれこそムチカの葉といった様子です。
多肉植物といえばどちらかというと屋外(軒下)などで吹き曝しになるような場所が最適だといえると思いますが、品種や環境への慣れにもより一概にいえないものの、ハオルシア属などはむしろ弱光の方が葉の見た目(色合い)がよく、室内の窓際なら徒長せずいい感じの株姿のまま育てられ、その中でもムチカやオブツーサはより室内で育てやすい品種だと思います。
しかしご紹介した子株の様子から、窓際でも弱光で日照時間が短めになる場所では枯れることがなくても葉が徒長してしまい特徴の葉の形状も変わってしまいますので、この辺りには株の様子を見ながら置き場所を変えて対処したいと考えています。
そして植え替えたムチカは初めてプラスチックの鉢で気温が高い時季を迎えるので、育てるには水は欠かせませんが室内ということもあり水の与え過ぎによる蒸れにも注意が必要ですので、株の様子を見ながら調節し、今後またどういった変化をするのか機会を見て、その時々のムチカの様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
その後の様子
168日後の様子をご紹介します。