こんにちは。
今回は、苔玉にしたサンスベリア属の観葉植物「サンスベリア・ボンセレンシス」の様子をご紹介します。
今年は夏がとにかく暑かった印象が強いですが、忘れてはいけないのが2月の強烈な寒さで、この寒さから多くの観葉植物を枯らしてしまいました。
しかしそんな中でも耐え抜いてくれた品種は改善に取り組み、多くは早々に良い方向へ向かってくれているのですが、唯一なかなか手応えが掴めなかったのが、サンスベリア・ボンセレンシスで、改善に向け長い時間がかかっています。
サンスベリア・ボンセレンシスはとにかく寒さをもろに受け、危機的状況でしたが、サンスベリア属としては初めて成功させた発根のやり方で、ギリギリを保ちつつ、「その後が気になる」がちょうど100近かったことも考慮して、次の育て方を選択できる様子と感じたので、思い切って苔玉で育てることにしましたので、苔玉にしたサンスベリア・ボンセレンシスの様子をご紹介したいと思います。
今回の目次
- UCHIのサンスベリア・ボンセレンシス
- サンスベリア・ボンセレンシスを水苔で育てる準備
- 苔玉サンスベリア・ボンセレンシス
UCHIのサンスベリア・ボンセレンシス
UCHIのサンスベリア・ボンセレンシスは2023年5月21日に、かなり生長した様子と併せ、期待を込め株分けした様子もご紹介しました。

その後はとても順調に育てることができていて、またもわき芽が出てくる様子で元気に過ごしていたのですが、冒頭でもお伝えしたように、今年の2月の強烈な寒さで、寒いのが苦手なサンスベリア属はかなりの被害を受けてしまい、サンスベリア・ボンセレンシスもほぼ全滅に近い状態でした。
しかしその出てきたわき芽を早々に採取していたので、最悪の状況だけは逃れることができたのですが、まだこの時は根が発根しておらず、UCHIではサンスベリア属を株分けでしか増やしたことがなく、葉挿しのような状態で発根経験がないので、これまで一番他の品種で成功体験が多い水挿しにしていました。
すると春辺りに発根してくれたのですが、とにかく根の生長が遅く、ひやひやして育てていると気が付けば10月も下旬となっていました。
そんな時に、根のある様子に気が付き、たまたま別の品種で使った水苔があるので、これまでとは違う方法で育てようと考えました。
それではまずはサンスベリア・ボンセレンシスがどういった様子なのか、そしてその根のある様子とは、どういった様子なのかご紹介していきたいと思います。

こちらが2月下旬辺りからずっと水挿しにしている、UCHIのサンスベリア・ボンセレンシスの子株の様子です。
サンスベリア属としては初めて水挿しにして、発根に成功してこのような状態を維持できています。

そしてその発根した根の様子ですが、半年ぐらいかけて生長し、今では葉全体と同じ長さぐらいにまで育てられています。

その発根した根はずっと一本だけの根のままだったのですが、その根のある様子というのがこちらの写真を見ていただくと、根の上部付近で左右に枝分かれした短い根がでています。
この様子からこの時が10月下旬(正確には2025年10月22日)と、このまま冬越しするのもどうかと思っていて、そして「その後が気になる」がちょうど100近かったこともあり、たまたまポトス・エンジョイに使った水苔が余っていることからこれで育てようと決断しました。

それではサンスベリア・ボンセレンシスを水苔で育てる準備をしたいと思います。
サンスベリア・ボンセレンシスを水苔で育てる準備

まずこちらがポトス・エンジョイに使った水苔の残りです。
サンスベリア・ボンセレンシスの株の様子からちょうど良い量でないかと思います。

水苔を丸めて維持するのには、こちらのステンレスワイヤーを使います。

しっかりと固めに水苔を丸め、しっかりとステンレスワイヤーで固定しました。

また他の苔玉でもやっているように、ピンクの円の部分のように引っ掛ける輪っかも作りました。
あとは根腐れや葉などが変色しないかですが、サンスベリア属は失敗するとすぐに葉がぶにょぶにょになるので、無事に成功したのか、作業から10日が経った、今朝の苔玉サンスベリア・ボンセレンシスの様子をご紹介します。
苔玉サンスベリア・ボンセレンシス

こちらが作業から10日が経った、UCHIの苔玉サンスベリア・ボンセレンシスの様子です。
遠目からでは少しわかりにくいですが、見た目の様子に違いはありません。
ようやく以前作った流木スタンドがこのように役立つときがきました。


そして近寄ってみても葉全体、根元に特に変色し始めている様子はなく、中央の新芽の生長は感じられませんが、こちらも無事に過ごしています。
ただこの流木スタンドで育てるのもありかもしれませんが、やはり先日ご紹介したダクトレールへ吊り下げて育てるつもりです。


そしてこちらがダクトレールへ吊り下げた、UCHIの苔玉サンスベリア・ボンセレンシスの様子です。
まだまだ小さいので存在感は薄いですが、今は根付いてくれることが優先です。
このように吊り下げることで乾きが適度に早く、常に水で湿っている状態も防げるので根腐れもしにくいと考えています。
リビングの中心よりの位置なので寒さの影響はかなり避けられると思いますので、初めての挑戦となりますが、サンスベリア・ボンセレンシスを水苔で、苔玉サンスベリア・ボンセレンシスとして育てていこうと思いますので、また変化の様子が感じられましたら、その時の様子をご紹介したいと思います。
最後までのお付き合いと「その後が気になる」100もありがとうございました。















