ピンクザラゴーサの二つの予想外の事態

こんにちは。

今回は、エケベリア属の多肉植物「ピンクザラゴーサ」が二つの予想外の事態になっている様子をご紹介します。

UCHIのピンクザラゴーサは屋外で育てているので、室内より起こりにくいと考えていたことが起こっています。

その一つの予想外は徒長で、以前より葉が細く長くなってしまったことです。

そしてもう一つは他の多肉植物の手入れをしていたことで、同じお手入れをピンクザラゴーサにもすることにしたことで気づくことができました。

しかしその予想外の事態は、思いのほか株に悪影響を及ぼしかねない事態にまで進行していて、昨日同様に急遽思い切った対応することにしましたので、その様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのピンクザラゴーサ
  • ピンクザラゴーサの枯れた下葉のお手入れ
  • 新しい土を使って植え直したピンクザラゴーサ

 

UCHIのピンクザラゴーサ

UCHIのピンクザラゴーサは2020年5月3日に、頑健な様子への変化したことと併せ、釣鐘型の花の様子をご紹介しました。

 

そしてこのご紹介の最後に花茎をカットし、その時のピンクザラゴーサの株姿が好きだったのですが、夏は無事に過ごすことができたものの、その株姿が思いもよらぬ姿になってしまいました。

 

まずは前回のご紹介から4ヶ月半以上が経った、その思いもよらぬ姿になったピンクザラゴーサをご紹介したいと思います。

 

 

こちらが思いもよらぬ姿になったUCHIのピンクザラゴーサの様子です。

随分と株姿が変わってしまったことがお分かりいただけると思います。

 

 

その原因としては葉が外側へ開いていることでもありますが、これはここ最近で徐々に内側へ寄りつつあるように感じています。

 

 

それよりも株姿が変わってしまった原因は、冒頭でお伝えしているように葉が細く長く伸びてしまったことで、これは予想外の事態としか言えません。

ピンクザラゴーサは夏も屋外で日に当て育てていたので、日照不足ではありませんが、このように葉が伸びたのはおそらく水の量ではないかと思います。

もちろん夏は水を控え目にして管理していましたが、置き場所は雨が結構かかるので、豪雨などが続いたことが影響しているのではないかと考えています。

 

そんな徒長して株姿が変わってしまったピンクザラゴーサには、お手入れしておきたいことがあります。

それは枯れた葉の対処で、これは先に同じエケベリア属の多肉植物の桃太郎にしていたことですが、同じ場所に置いているので、やはりピンクザラゴーサも同じように下葉が枯れてしまっていますので、そのお手入れをしたいと思います。

 

 

ピンクザラゴーサの枯れた下葉のお手入れ

わかりにくいですが、こちらの写真のピンクの円で囲った部分に見えるのがピンクザラゴーサの枯れた下葉の様子で、この葉を取り除き生育環境を整えたいと思います。

 

 

そしてピンクザラゴーサの枯れた下葉の除去のお手入れをしていると、枯れた葉の下にはカビが生えていました。

屋外の風通しの良い場所に置いているので、このようなことはないと考えていたのですが、これが二つ目の予想外の事態です。

これも豪雨などの影響もあり、土が過剰な水分状態になり、枯れた下葉の下で蒸れてこのような状態になったのではないかと思います。

 

 

取り合えず、全ての枯れた下葉を取り除き様子を確認してみると、部分的にだけでなく、日に当たりにくい方では結構土の表面にカビが生えていました。

またそのカビは茎の周りにも少し生えていて、作業し始めた頃はそのカビている土だけを入れ替えようと考えていましたが、そんな単純なものではありませんでした。

 

 

そこでこのカビによって株を枯らさないために、土を新しいものに入れ替え植え直しをしようと決断しました。

まず屋外へもう1度持ち出し、ピンクザラゴーサを今植えている素焼きの鉢から抜き出しました。

そして抜き出した株の根からある程度土を取り除いたのがこちらの様子です。

 

 

さらに根に絡んでいる土や、茎に付いている土(一部カビ付き)を水で洗い流しました。

 

 

そして鉢の土を入れ替えようとたまたま底を確認したところ、鉢の底の穴の周りや、穴から見える底石にもかなりカビが発生していることに気が付きました。

思い切って土を新しいもので植え直す決断をしたことで、表面の土だけ取り除く対処ではこの状態に対応しきれず、もしかするとこの底のカビが原因でピンクザラゴーサを枯らしてしまっていたのではないかと思うとゾッとします。

このことに気が付けたのは不幸中の幸いで、同じ鉢に植え直しをするため鉢もきれいに洗いました。

 

 

また水でピンクザラゴーサを洗い流していると、2枚の葉が取れてしまい、またモヤシのようなわき芽が生長したようなものも取れてしまいました。

この葉やモヤシのようなわき芽も葉挿しや挿し木にしてみたいと思います。

 

それでは新しい土を使って植え直したピンクザラゴーサをご紹介します。

 

 

新しい土を使って植え直したピンクザラゴーサ

こちらが新しい土を使って植え直したUCHIのピンクザラゴーサの様子です。

植え替え前と見た目は変わりありませんが、生育環境は全くの別物です。

 

 

もちろん開いた葉の様子にも違いがありませんが、先ほどもお伝えしたように最近また内側へ向き直しているような様子が感じられます。

また夏に葉が外側へ向いたのはピンクザラゴーサだけでなく、同じエケベリア属の桃太郎もこれと似た様子で、また以前ご紹介したグラプトペタルム属のパープルキングもやや外側へ向いてしまいました。

※桃太郎はまた以前のように上向きへ戻りつつあり、パープルキングはもうほぼ元に戻っています。

 

また他肉植物(エケベリア属やグラプトペタルム属など)の葉が上向きや、外側へ開いたりすることについてアンケートをさせていただいています。

 

しかし回答内容が適切でないのか、または原因がわからない(解明されていない)のかご回答数が少ないので、もしよければアンケートにご協力していただければ幸いです。

 

 

そしてこの徒長して伸びた葉も元には戻りませんが、こうなってしまった以上、これからどのような変化をするのかその変化していく姿を楽しみにしたいと思います。

 

 

UCHIのピンクザラゴーサはお伝えしてきたように、二つの予想外の事態がありましたが、今の段階で気が付けたことでカビによって枯れることは取り合えず免れたと言えそうです。

しかしまだピンクザラゴーサはしっかりと根付いていませんので、しばらく日陰気味の場所に置いて様子を見て、また秋の日差しに当てるため元の場所に戻したいと考えています。

 

そしてまたピンクザラゴーサに新たな変化がありましたら、その様子をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

162日後の様子をご紹介します。